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受動喫煙の健康被害の深刻さと大きさ 

 人は約2万種類の蛋白質で作られています。その蛋白質を合成するのが遺伝子です。発癌物質は遺伝子と共通結合(DNA付加体)します。遺伝子が分裂合成する際、発癌物質が邪魔になり遺伝子が狂う場合がある。それが起こる最頻度は約25年後です。

 人の遺伝子についた発癌物質を調べると、一番多いのはタバコに含まれる発癌物質(タバコ特異的ニトロソアミン)で、2番目は、自動車の排ガス(ベンゾピレン)で、3番目が焼却炉のダイオキシンです。

 200109月豪州の裁判所は、バーで働く店員が喉頭癌になったのは、店が禁煙にしていなかった事が原因であるとして約2040万円の慰謝料を払うよう命じました。    

 
 これは、タバコ煙しか含まれていない発癌物質(タバコ特異的ニトロソアミン)が、癌を抑制する遺伝子を損傷して癌を発生させていた事が証明出来るようになったからです。

 今日、癌になった人の多くは約25年前に吸い込んだ発癌物質が原因なのです。

 発癌物質は癌を引き起こすだけではなく、遺伝子を狂わせます。アルツハイマーは脳にアミロイドβという物質が蓄積して脳を破壊する病気ですが、一般の人もこのアミロイドβが脳に蓄積します。しかし、これを分解して尿として出す酵素を持っています。しかし、この酵素を作る遺伝子がタバコ煙に含まれる発癌物質などで損傷すると、アミロイドβを分解できなくなるので、アルツハイマーが発症します。

 同じように痛風も尿酸を分解する酵素を合成する遺伝子が損傷すると、痛風が発症します。尿酸を分解する薬を投薬するとある程度は改善させますが、薬が多い場合には、余分な分が毒になり薬の副作用が出ます。足りない場合には尿酸が体内に残ります。自分で作った酵素は尿酸がなくなった時点で生産をやめるので副作用がありません。


 乳糖を分解する酵素を持っていない人は、牛乳を飲むと下痢する事があります。欧州の人は有史以来ほとんどの人が牛乳を飲んでいたのでこの酵素を持っています。日本人は明治になってから牛乳を飲むようになったので、この酵素を持っていない人がいます。

 一方、子供の頃は牛乳を飲めたのに大人になったら飲めなくなるのは、発癌物質などで、乳糖を分解する酵素を作る遺伝子が損傷したからです。

 人の脳の大きさやその能力を決める遺伝子がミクロセファリンという遺伝子です。これがタバコ煙などの発癌物質で損傷すると脳が大きくならない事がわかっています。また、脳が発達する状態でこの遺伝子が損傷すると、知能の発達が阻害されて知能低下になる事がわかっています。また、FOXP2遺伝子は言語を司り、この遺伝子が損傷すると、言語障害が起こります。逆に、敷地内禁煙にして発癌物質などを排除してあげると、その機能が十分に発揮させると多言語を会得しやくすなります。


(甥は高3年の時、英語の2月のスペルを書けなくて、馬鹿にしました。しかし、その後、甥は一人で米国を旅して、翌年は、中国を、その翌年は韓国を旅しました。外国の文字は読めない、書けないのですが、話して聞く事は4か国語OKです。中国語はNHKの中国語講座で勉強したそうです。)


 従って、文科省は、生徒を受動喫煙の健康被害から守るため、学校を敷地内禁煙、通学路も禁煙、厚労省は今から24年前の西暦2000年に「健康日本21」で教職員や医療従事者は禁煙して手本となり、屋内外の徹底した受動喫煙対策をするように各地自体に通知を出しました。2018年に3次喫煙防止(喫煙者はタバコ吸ったあと、45分間は吐息から有毒物質を出すので建物内に入室控えるように)タバコ1本分の発癌物質が建物内に入ると空気1cc当たり1億~2億個の発癌物質(学校のレベルの建物)が含まれる事になる。

 しかし、小松武雄市長は、住民や武雄庁舎で勤務する職員の健康よりも、タバコ税の収入を得るために、受動喫煙の健康被害で子供の脳の発育不全や癌などの病気、精子のタバコ煙による障害児の発生や流産などの犠牲者が出ても、タバコ税の収入を得る方が優先するとして、文科省の通学路の受動喫煙対策も3次喫煙対策も含めて対策はしなくてよいとの事です。

セブンイレブン本社は敷地内禁煙にするよう通知を出しています。

=武雄市役所:0954-23-9111
この文章は武雄市役所に送付済みです。


849-1321 佐賀県鹿島市古枝甲336-1

佐賀禁煙の会  理事  掛園 浩 電話0954-63-7118/FAX63-7120


佐賀禁煙の会:佐賀県医師会、薬剤師会、歯科医師会、佐賀大学医学部などの有志によって受動喫煙被害を防ぐために結集された団体