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トランプ氏、味や香り付き電子たばこの販売禁止へ 1年で6人死亡

アメリカのドナルド・トランプ大統領は2019年09月11日、味や香り付きの電子たばこの販売を禁止する方針を発表した。米国内では、電子たばこを吸ったことによる肺疾患や死亡例が多数報告されている。

同席したアレックス・アザー保健福祉長官は、米食品医薬品局(FDA)が数週間以内に、本来のたばこ以外の味や香りが付いた電子たばこを市場から取り除くための方針をとりまとめると説明した。

6人死亡、450人が肺疾患に

電子たばこをめぐっては、米国内の33の州で、これまでに6人が死亡し、450人が肺疾患を発症したと報告されている。

肺の病気にかかったという450人のほとんどは若者で、平均年齢は19歳だという。

電子たばこの使用による死亡例が初めて確認されたのは、2018年8月。イリノイ州の男性が、重い呼吸器疾患で入院後に死亡した。その後、さらに5人が死亡した。

ミシガン州は2019年09月5日、州としては初めて、味や香り付きの電子たばこの販売を禁止した。