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英首相 屋外喫煙の規制を強化する方針2024-08-29

イギリスのスターマー首相は2024-08-29日、屋外での喫煙に関する規制を強化する方針を明らかにしました。


規制の詳細は明らかになっていませんが、BBCは、屋外のパブやレストランのほか、スポーツの競技場周辺での喫煙が禁止される可能性があると報じています。イギリス国内では、喫煙が要因で年間8万人が死亡していて、スターマー首相は、「医療機関の負担軽減のためにも動かなければいけない」と述べています。

イギリス政府は、2009年以降に生まれた人への紙巻きたばこの販売を禁止する方針を掲げていて、喫煙率の抑制に向けた取り組みも進めています。パブの経営者らからは規制への懸念の声があがっているほか、保守党など野党側は「経済的な損害が出る」などと反発しています。

「現在15歳以下なら生涯タバコは買えない」英国、世界で最も厳しい禁煙法に踏み出す
2024年04月16

 現在15歳以下からは非喫煙世代にするという英国政府の大胆な計画が議会の最初の敷居を越えた。

 英国下院は2024年04月16日(現地時間)「タバコと電子タバコ法案」を第二読会で38367の賛成多数で可決し、法案を下院審査の次の段階に移した。

 この法案は、英国でタバコを買える法的年齢を現在の18歳以上から毎年段階的に引き上げ、ついには誰も合法的にタバコを買えないようにする内容が盛り込まれた。そうなれば、2009年生まれ、今年15歳になる世代からは成人になってもタバコを買えないことになる。

 法案が最終的に可決されれば、英国は世界で最も厳しい禁煙国家に生まれ変わることになる。政府当局者は「現代英国で初の禁煙世代が作られる」と述べた。

 ビクトリア・アトキンス保健長官は下院の討論で「喫煙のために寿命が短くなったり、取り返しのつかない人生の変化を経験したりする」とし「中毒には自由がない。次世代を保護するのは我々の責務だ」と主張した。

 英国の喫煙者は1970年代以降3分の2が減った。しかし、依然として人口の13%である640万人がタバコを吸い、毎年8万人が喫煙と関連した疾病で死亡していると英国政府は明らかにした。

現在(2024/04)紙巻きたばこは120本入りで、22ポンド。日本円で約4200円。