マカオの禁煙ゾーン拡大…バス停の周囲10mの範囲が喫煙不可に、罰金も2.5倍に引き上げ=2018年元旦から

 世界的な健康意識の高まりを受け、マカオでは屋内公共エリア及び公園などの大半を禁煙とする「新禁煙法」が2012年元旦から施行された。違反者には最高600パタカ(日本円換算:約8400円)の罰金が科せられ、マカオ政府衛生局(SSM)の法執行官(禁煙Gメン)が昼夜を問わず巡回取り締まりを行っている。

 マカオ政府衛生局(SSM)は10月11日、新禁煙法の改正により来年(2018年)元旦から禁煙ゾーンが拡大となり、バス停の周囲10メートルでの喫煙ができなくなるほか、違反した場合の罰金の最高額も現状の2.5倍となる1500パタカ(約2万1000円)に引き上げられるとし、愛煙家に対して注意を呼びかけた。

 新禁煙法の施行後、禁煙範囲の拡大も続いている。同局によれば、禁煙Gメンによる巡回箇所は2014年の27万1069箇所(延べ、以下同)から2016年には31万5014箇所に増加。2017年は9月末までで25万0280箇所とのこと。罰金の対象となった違反者の数は2012年元旦から2017年9月末までの累計で4万3279人に上るという。