元に戻る
開けた所に着くとガスが濃くなってきました。
大雨が豪雨になり、強風で体温を奪われます。
これ以上進むのは無理だと判断し、ここでテント(本当は禁止)を張る事にしました。
ザックの中身が濡れないように傘を広げていますが、傘は強風で役に立ちません。
ここでテントを張って一夜を過ごす事がどれだけ危険がこの夜、身をもって体験しました。
このあと強風と豪雨でカメラに水が入りカメラが使えなくなります。
強風下でテントを張る時は、テントを張ると同時にテントの中に人がはいらないと、テントが吹き飛ばされてしまいます。(テントの中に軽い荷物だけだと荷物とテントも同時に強風でさらわれてしまいます。)
テントの中の様子です。これがこのカメラでの最後の写真です。カメラの中に水がはいって使えなくなりました。以前沢登りした時は、少々濡れても大丈夫でしたが、今回の登山は沢登り以上の水を浴びる事になりました。

ここの標高は約1,800 mです。(平地より約11℃低い気温です。)濡れた身体や衣服をストーブで乾かしますが、強風と豪雨で、テントから雨水が漏れてきます。(新品のテントですが・・・)

疲れて寝ますが、寒さで2〜3時間おきに目が覚めます。その度に、ストーブをつけて身体を温めます。(カイロが欲しいと思いました。)

テントでは雷は避けられません。(小屋に泊まりましょう。)