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岩手医大 公衆衛生学教室
板井 一好教授殿 2010年12月11日 歯科医師の掛園 浩と申します。
私のHPにむし歯予防に使うフッ素は危険であるという人の意見集と制作した所、板井 一好先生もフッ素は危険であると言っているいうメールが私の所にきました。 その内容は下記のHPです。 ご存知とは思いますが、WHO(世界保健機関)は1969年に加盟国の全会一致で水道水のフッ素化の効果と安全性を宣言して、それを今日まで訂正していません。
板井 一好先生先生は、むし歯予防に使う程度のフッ素が危険だと上記のHPに記載してあるように危険なのでしょうか。 お手数ですがお知らせ下さい。 |
掛園先生 2010年12月13日 お問い合わせの件ですが、一般健康人にとって1ppm程度の飲料水中フッ素濃度 が危険であるとする科学的根拠を私は知りません。 私の不勉強のためかもしれません。 あればどなたか教えて欲しいと思っております。 ただし、透析患者においては、私の科学研究費報告書にあるように、一般人に 比べて血清中フッ素イオン濃度が平均で4倍程度高値を示します。 このような血清中フッ素濃度高値が患者の予後にどのような影響を及ぼすかに ついて、現在検討中です。 健常人でも、血清中フッ素イオン濃度は飲料水中フッ素濃度と関連しますの で、透析患者の血清中フッ素イオン濃度も飲料水中フッ素イオン濃度と関連す ると考えられます。 つまり、飲料水中フッ素イオン濃度が高いほど血清中フッ素イオン濃度も高値 になります。 ちなみに、私たちが対象とした透析患者の居住する地区の水道水中フッ素イオ ン濃度は0.025ppmです。 〒020-8505 盛岡市内丸19-1 岩手医科大学医学部衛生学公衆衛生学講座 板井一好 TEL:019-651-5111 内線3373 019-651-5110 3373(ダイヤルイン) fax:019-623-8870 |
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上記の内容は、板井一好教授の許可を得て掲載しています。
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