　むし歯予防に利用するフッ素が有害であると主張する人がいます。フッ素はビタミンＡと同じように取り過ぎると害があらわれてきます。ビタミンＡの薬を大量摂取すると脱毛や肝臓等に障害があらわれてきます。だからと言ってビタミンＡが有害という訳ではありません。これと同じように、むし歯予防に使う程度のフッ素の量では何の障害もなく、むし歯を上手に防ぐ事が出来るのです。フッ素が有害と主張する人は、フッ素の量を無視して主張しています。もし、むし歯予防に使う量のフッ素が有害であるならば、フッ素を多く含んだお茶やビール、魚介類も有害になってしまいます。つまり、ビタミンＡは有害だからビタミンＡが豊富なうなぎは有害であると主張しているのと同じ事なのです。

　WHO(世界保健機関)は、むし歯予防の為にフッ素を利用するよう各国に伝えています。むし歯予防にフッ素を利用して上手にむし歯を予防しましょう。