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熱中症予防 2022年6月の猛暑で熱中症で緊急搬送された方が最多を記録しました。 2022年07月02日(土)に、日本対フランスのラグビーが30度を超える炎天下の中で行われましたが、選手は、給水していても、汗で体重が試合後は約3kg減少するそうです(新ルールにより給水は前半、後半の2回のみです)。
脱水症状は体重の約5%が失われると、頭痛などの脱水症状があらわれてきます。しかし、遭難でもしない限り、脱水症状になるまで水を飲まないで我慢できる人はいないでしょう。 熱中症になると体温が上昇して、身体の恒常性(正常に保つ機能)が損なわれるので、高熱の風邪などと同じように血液検査をすると脱水症状の症状があらわれます。けして脱水症状で熱中症になる事はありません。 熱中症で体温が5度上昇すると、死亡しますが、汗を約500cc(体重70kg)気化させると、体温が5度下がります。膀胱には、約500cc蓄えているので、脱水症状になると、再吸収され血管に戻されます(夏の暑い時に尿が濃くなるのはこのためです:アクアポリン:アレグ:2003年)。 一番熱の影響を受けるのは頭部(脳)です。ですから、髪に汗を溜めて気化熱で脳を冷まします。この時、帽子は風通しを悪くし熱中症の原因になるので、サンバイザーが開発されました。 汗は体温を下げるために出しています。これを拭き取ると体温が下がらないので、ますます、汗が出ます。汗を団扇等で扇いで気化させると体温が下がるので汗の量が少なくて済みます。 |