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静岡県吉田町、勤務中は禁煙
2010年7月から「静岡県内自治体では初めて」

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=22483

 静岡県吉田町は、職員が勤務中に喫煙することを2010年7月から全面的に禁止する。
 大阪市が2010年10月から、勤務中の職員は禁煙とする方針を打ち出しているが、県健康増進室は「県内の自治体では初めての取り組みではないか」としている

 03月17日の町議会一般質問で、町職員の喫煙について問われた田村典彦町長は、「厳密に言えば、勤務中の喫煙は地方公務員法35条が定める『職務専念義務』に違反すると言わざるを得ない」と述べたうえで、「(現在は)公務への影響が生じない最小限の範囲で認めているが、勤務中の喫煙が少なからず時間、職務上のロスであることは否めない。本日(17日)から6月30日まで自粛期間とし、7月1日から禁煙に踏み切りたい」と“宣言”した。

 同町では、現在は役場に勤務する職員は庁舎外の喫煙所で喫煙しなければならないが、今後は昼休みの1時間を除き、仕事で庁舎外にいる時も含め、勤務中の喫煙は一切できなくなる。

 「禁煙」を突然申し渡された職員は驚きを隠せない様子。「これを機にたばこをやめられれば」と前向きにとらえる男性職員がいた一方、「決まったことなので従うしかないが、長年吸い続けており、禁煙できるかどう
か不安」と悩ましげに語る男性職員もいる。

 自身、38歳の時に禁煙したという田村町長は、「職員が勤務中に喫煙するのは町民から良くない印象を持たれる」と禁煙を決めた理由を説明している。
(2010年3月24日 読売新聞)