佐賀新聞掲載:2006年12月20日
鹿島市 掛園浩
ダイエットするために低カロリー食だけによる減量では、骨がもろく骨折しやすくなる「骨粗しょう症」になると報告されました。
必要未満の食事を続けると体重(脂肪)も減りますが、筋肉も骨も減ってしまいます(身体に必要な部分も減るので体重は急激に減少します)。
一方、必要な量の食事をして運動すると、筋肉や骨は健康な状態を維持したまま、脂肪だけ減ります(無駄な部分だけ減るので、比較的緩やかに体重が減少します)。
食事制限だけでダイエットすることは、一時的なその場限りの減量であって、長続きが難しく、かえって不健康になります。
日常生活の中で、運動する習慣を身につけなければ、筋肉が衰えてきます。するとますますダイエットが困難になってしまいます。
将来、無理なダイエットで身体を壊し、骨粗しょう症などで寝たきりの余生を過ごすのではなく、健全なダイエット方法で、生涯元気で人生を謳歌(おうか)しましょう
佐賀新聞:2006年12月13日