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「年金は2031年度に破綻」
マイナス1%成長で厚労省試算

2009年5月1日:読売新聞

 厚生労働省は1日、実質経済成長率が今後長期にわたって
マイナス1%前後で推移すれば、公的年金は積立金が枯渇
して制度が破綻(はたん)するという試算結果をまとめた。

 試算では、物価上昇率、名目賃金上昇率、積立金の
名目運用利回りが、今後それぞれ過去10年間の実績値の
平均(マイナス0・2%、マイナス0・7%、1・5%)のまま推移し、
実質経済成長率がマイナス1・2%の状態が続くと想定。

 このケースでは積立金が2031年度に底をつき、年金給付
の財源が足りなくなることがわかった。
佐賀新聞:2006年9月5日
 長野県建設業厚生年金基金(長野市)は2010年09月12日、
会員から集めた年金の掛け金のうち計約21億9000万円が
不明になっていると発表した。掛け金を管理していた
男性事務長(52)が9日から連絡が取れず、行方不明となっている。
(時事通信)

年金運用、10年度は2999億円の赤字

読売新聞 2011年07月06日(水)

 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は6日、
2010年度の運用で2999億円の赤字が出たと発表した。

 単年度の赤字はリーマン・ショックの影響で約9・3兆円の巨額損失を出した08年度以来、
2年ぶり。収益率はマイナス0・25%で、国内株式(1兆3342億円減)と外国債券(7167億円減)が
低迷したのが主な要因とみられている。

 10年度末の運用資産額は、運用損失と年金給付のために取り崩した6兆4505億円など
を合わせ、09年度末比6兆5254億円減の116兆3170億円だった。運用を開始した01年度
から10年間の累積収益額は11兆3894億円となった。

 運用資産の構成割合は国内債券66・59%、国内株式11・53%、外国株式11・26%、
外国債券8・11%――などとなっている。