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冷房を控えて夏ばて予防を佐賀新聞掲載日2007年08月03日〈冷房を控えて夏ばて予防を〉 鹿島市 掛園浩 夏ばてを起こす最大の原因は、屋外と室内の温度差が冷房によって大きくなりすぎ、自律神経の働きが鈍化することです。また、暑いからといって冷たい物を飲食し過ぎると、内臓の温度が下がり消化、吸収がうまくいかなくなります。その結果、体のバランスを乱し、倦怠(けんたい)感、腰痛、肩こり、手足の冷えしびれなどの症状を伴う、いわゆる「冷房病」にかかってしまいます。 夏バテ予防には、室内と屋外の温度差は五度以内に心掛け、冷房と扇風機を併用しましょう。省エネにもつながります。 駐車中の車は、車内が高温になるので、雨が降り込まない程度(盗難防止を含めて)に窓を少し開けておくと、乗車した時の温度差はかなり改善されます。また、冷房を入れないで走行すると、車種にもよりますが、1リットル当たり1〜2kmの燃費の節約と温暖化防止に貢献できます。 暑いからといって、冷房の効いた室内ばかりで生活すると、本来人間が持つ体温調節機能が衰えてきます。時には、汗を十分流して、暑い夏を楽しみましょう。 |