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佐賀新聞:掲載日2009年07月27日 鹿島市 掛園浩 4日付本紙で「12歳児の虫歯 初めて 全国平均下回る」との報道がありました。虫歯が減った最大の理由は、学校でフッ素洗口(フッ素を溶かした水でブクブクうがい)を取り入れたことです。フッ素は、歯の表面を強くして、ミクロの虫歯を修復する働きがあります。 フッ素を利用した虫歯予防方法は、1969年にWHO(世界保健機関)によって紹介され、1970年、日本で最初に虫歯予防にフッ素を導入した新潟は、フッ素の恩恵を受け、現在3人に2人が虫歯が1本もない状態になりました。 佐賀でのフッ素洗口の導入は、1989年に鹿島市の若草保育園とことじ保育園で始まりました。 虫歯予防にもっとも効果的で安価なのが水道水へのフッ素の添加です。現在、この方法は欧米、豪州、韓国など60カ国以上で採用され、国内では米軍基地内と群馬県下仁田町のふれあいセンターで導入されています。 虫歯予防にフッ素を利用して虫歯を防ぎましょう。(歯科医師、43歳) |