元に戻る
送信日時: 2013年1月24日
---------------------------------------
テーマ: 風邪予防にうがいをについて
---------------------------------------
佐賀県知事並び佐賀県健康増進課御中
 2013年01月24日の読売新聞に、風邪予防のためうがいをするよう掲載されていました。
2〜3年程前に、「風邪予防にうがいは効果はない」と私は指摘したにもかかわらず、
同じ誤報をまた出させます。
 佐賀県薬剤師会も以前、佐賀新聞に「風邪予防のためうがいをしましょう」と掲載されていましたので、
その医学的根拠を求め調べてもらった結果、医学的根拠はないとして
今後「佐賀県薬剤師会並び日本薬剤師会は、誤報である「風邪予防のためうがいをしましょう」という
事は一切言わないとの回答がきました。
 私は、健康増進法第3条に基づき、正しい情報を住民に伝えています。しかし、健康増進課は
医学的(科学的)根拠も出せない事を、平気で新聞等に掲載されます。
 一方、私は医学的根拠に基づいて風邪予防を住民に情報公開しています。
従って、今回も患者さんから私(院長)のいう事と読売新聞に掲載された内容が異なると言われ
私の信用性が失墜します。
 
 もし、「風邪予防にうがいが効果あると医学的根拠があれば、私の考えを訂正しますが、
その根拠もなく読売新聞に掲載されているのならば、佐賀県は訂正分を掲載すべきでは
ないでしょうか」

以下参考資料:佐賀新聞掲載 2012-01-07掲載

鹿島市 掛園浩

 冬になると空気が乾燥して、風邪などを引き起こすウイルスが、鼻や口などの粘膜から侵入してきやすくなります。
 咽頭(いんとう)や鼻腔(びこう)の表面に付着したウイルスは、約30分程度で体内に侵入してきます。ウイルスが侵入(感染)しても抵抗力が十分な場合は、体がウイルスを殺しますので、病気として症状が出ることはありません。
 風邪を、完全に予防する方法はありません。効果のある一つの方法としては、咽頭部分に付着したウイルスが体内に侵入する前(約10分毎)に、少量の水を飲むと胃の中に洗い流されて胃酸でウイルスを殺すことが出来ます。
 また飴(あめ)(砂糖入りはむし歯の原因になり不可)をなめると、唾液(だえき)でも同じ効果があります。ただし、うがいだと咽頭のほんの一部しか洗えません。
 風邪をひいて鼻汁や咳(せき)が出るのは、そこの部分に侵入したウイルスを排除するために起こる現象だと言われています。風邪を引いて鼻汁をすするのではなく、鼻汁を出して風邪を早く治しましょう。(46歳)
 掛園 浩 さま 2013-02-06

 こんにちは。
 佐賀県知事の古川康です。
 メール、ありがとうございます。

 このたび、風邪予防対策としてのうがいの効果について、
ご意見をいただきました。

 これまで、県としては、一般的な感染症予防対策として、
外出から帰った後の手洗い(手指清潔)やうがい(口腔内洗
浄)が有効であることから、インフルエンザ等の注意喚起に
おいて手洗いやうがいを県民に呼びかけてきたところです。

 うがいのインフルエンザに対する予防効果については、ご
指摘のとおり、研究数が少なく明確な根拠があるとは言えな
い状況です。

 また、厚生労働省や国立感染症研究所においても、根拠が
はっきりしないという理由から、現在、インフルエンザの予
防対策として「うがい」の啓発を行っていません。

 このため、今後、県民の方により正しい情報を提供するた
め、インフルエンザ予防の注意喚起については、かからない
よう石けんでの手洗いや流行前の予防接種、かかった場合の
マスク着用等を呼びかけていきます。

 県としては、県民の皆さまの感染症全般の予防に対する意
識を高め、健康の保持増進に努める必要があることから、今
後とも、感染症予防に関する知見等について情報収集を行い、
より予防効果の期待できる方法等が示された場合には、適時
情報提供に努めてまいりたいと考えています。

 掛園様におかれましては、今後とも、県民に対する感染症
予防の啓発について、ご協力いただきますようよろしくお願
いいたします。

 寒い日が続いております。
 どうぞご自愛ください。

【関係課】
 佐賀県 健康福祉本部 健康増進課
 TEL:0952-25-7075
 E-mail:kenkouzoushin@pref.saga.lg.jp
風邪予防にうがいがあるか否かの調査方法:これで結果が出れば国際的に認められます。
http://www.asunet.ne.jp/%7ebbb/94-11.html