熱中症予防に関する公開質問状


@熱中症予防方法は、汗を拭かない事ではないでしょうか?

 汗は体温を下げるために出しているのでこれをハンカチ等で拭き取ると、体温が下がらず、熱中症に繋がります。汗が出た場合、うちわ等で気化させると、体温が下がり、必要以上に汗が出なくなります。日本より暑い国の人が熱中症になりにくいのは汗を拭かないからではないでしょうか?(体温が平熱から5℃上がると死亡しますが、500ccの汗で体温を5℃(体重70kg)下げる事が出来ます。)



A給水について

 汗をかいたら、熱中症予防に「水をこまめに飲みましょう」と言われていますが、膀胱の中に水を蓄えています。汗で出た分の水は、膀胱の中の水から補充されます。身体から水が足りなくなると、脳は「喉が渇いた」という指令を出します。水は必要以上に飲むと、腎臓に負担がかかり、むくみや水中毒の症状が出てきます。

 身体に水が少なくなると脱水症状が出ますが、脱水症状が出るまで、飲水を我慢できる人はほとんどいないでしょう。(海上や山中で遭難したり、ボクシングの選手が試合までに無理して体重を落とすために絶水して脱水症状になる人がいる位だと思います)
 熱中症になると、身体の恒常性(ホメオスタシス)が保てなくなり、低ナトリウム症や脱水症状を示す事がありますが、これは、身体の体温が上昇して、熱中症になったために引き起こされた症状ではないでしょうか?
 従って飲水していたにもかかわらず、熱中症で死亡する事故を防げなかったのは、熱中症予防方法が誤っていたのが原因ではないでしょうか?
参考資料(別紙添付*1)




参考資料*1


部活中の中1男子が熱中症で死亡

 奈良県の生駒市立大瀬中は2016-08-17日、1年の男子生徒(12)がハンドボール部の練習中に熱中症の症状を訴え、病院に搬送されたが死亡したと発表した。
 大瀬中によると、ハンド部は16日午前8時半から運動場で練習を開始。約35分間のランニング後、生徒がふらつき、顧問の問いかけにも反応しなくなったため病院に搬送した。夜になって容態が悪化し、転送先の病院で17日午前2時50分ごろ腎不全で死亡した。熱中症が原因とみられる。生駒市消防本部によると、16日午前9時の同市内の気温は29・9度だった。ハンド部は15分に1回のペースで水分補給させていた。高島智春校長は「全部活動の熱中症対策を点検し対応を進める」と話した。)



大阪府 箕面自由学園高校 アメフト部員熱中症死亡事故

2013年08月12日  

男子生徒は、試合終了間際の午前11時20分ごろ、フィールド内で倒れた。すぐに日陰で休ませたが、嘔吐(おうと)したため付近の病院に緊急搬送。熱中症の一種「熱射病」と診断され、一時は体温は43度まで上昇。治療を受け、38度まで下がったものの、その後容体が急変、10日午前に死亡した。

男子生徒はチームの副キャプテンで身長170センチ、体重113キロ。2年時からレギュラーだった。計約10キロの重さとなるヘルメットとプロテクターを装着し、この日の試合ではオフェンスとディフェンスの両方をこなし、ほぼフル出場していた。

同部では、この日朝のニュースで予想最高気温を確認した程度で、試合時の気温は測定していなかった。試合中は5分ごとに水分補給の時間を設けるなど暑さ対策はしていたが「甘かったと思っている」と富田顧問は肩を落とした。

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膀胱の尿の再吸収について

京都新聞2016年 3月2日(水)22時40分配信

 尿をためる臓器の膀胱(ぼうこう)が、尿を吸収する機能も併せ持つ可能性が高いことを、 京都府立医科大の渡辺泱名誉教授らが突き止めた。高齢者の頻尿や子どもの夜尿症の新たな原因解明につながるという。日本泌尿器科学会誌にこのほど発表した。

 膀胱は、腎臓で作られた尿の貯留機能を持つが、吸収はしないと考えられている。 一方、睡眠時の膀胱容量を継続して計測した研究はこれまでなく、正確な推移は不明だった。

 渡辺名誉教授らは、10〜40代の男女24人に三次元超音波断層法を用いることで、 継続した夜間の膀胱容量測定に成功した。結果、入眠後、短時間で平常時の限界容量に達した後、約6時間後に覚醒するまで容量が一定となるケースのあることが判明。この間、容量減少も観察された。

 渡辺名誉教授は、容量が一定に保たれた上、減少が計測された結果について 「膀胱で尿が吸収されたと考えるのが妥当」と説明。 高齢者の夜間頻尿や夜尿症の発症原因を考える上で重要な知見といい、「膀胱に関する生理学を根本的に考え直す必要がある」としている。