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B型肝炎予防について |
佐賀新聞掲載:2010年06月28日 過去の予防接種の注射器使い回しでB型肝炎ウイルスに感染したとして国に損害賠償を求めている様子が2010年5月18日報道されました。私も早期解決を望んでいます。B型肝炎ウイルスは、感染力が強く、出血等を伴うスポーツ(柔道、空手、ラグビー等)や喧嘩や子供の噛付き等で感染する事が確認されています。このため、WHO(世界保健機関)は1992年にすべての国のすべての子供がB型肝炎ワクチンを接種するよう勧告しました。現在、このワクチンを子供に接種させていない国は、アジアでは、日本と北朝鮮だけです。外国の学校に入学する時、B型肝炎のワクチンを接種していないと入学を拒否されるのはこのためです。 2002年に佐賀県の託児所でB型肝炎の集団感染が起こりました。これもWHOの勧告に従って、ワクチンを接種していれば、未然に防げたことでしょう。これ以上肝炎の被害者を増やさないように、日本もWHOの勧告を受け入れるべきでしょう。 |