話しかければ会話能力向上
佐賀新聞:掲載日2007年01月11日
鹿島市 掛園浩
日本では中学で3年間、高校で3年間、英語を学習しても、日常の英会話ができる人は非常に少ないのが現状です。一方、ヨーロッパに住む人は、特に外国語を勉強しなくても、数カ国語を話す人は多いです。この理由は、小さい時から外国語を聞いているからです。
極端な例ですが、監禁されて会話を一切閉ざされて育った子ども(代表例=1970年、米)は、救出された後に、会話を訓練させても成人になっても完全に取り戻せませんでした。しかし、他の分野は成人をしのぐ能力を持っていました。
脳は左右2つあり、会話は左脳を使います。普通に会話をするときは、文法など考えず無意識に会話します。右脳で文法など考えながら会話すると流ちょうな会話になりません。
赤ちゃんが生まれたら、家族みんなで楽しく会話をしましょう。赤ちゃんはしゃべれないですが、しっかり聞いています。外国語を教えたいなら、手軽にできる外国語の童謡を家族みんなで歌ったり聞いたりしましょう。知らないうちに赤ちゃんは会話能力(左脳の言語能力)を発達させています。
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