神奈川県川崎市

６公園全面禁煙　子の受動喫煙回避へ

　川崎市は2024年04月01日から、市内６公園を試験的に全面禁煙とする実証実験を始めた。　

神奈川県内の他自治体でも公園禁煙の動きが進む。相模原市は2023年10月から市内全ての公園を原則禁煙とした。このほか１９市のうち６市で条例などに基づき、市内の公園を全面禁煙としている。

　受動喫煙に詳しい産業医科大学の大和浩教授によると、風下では25ｍ離れた場所でも受動喫煙の影響が確認されたという実験結果もあるという。大和教授は「これから成長する子どもの集う公園では、望まない受動喫煙を避けるために禁煙とすることが重要だ」と指摘。「公園の全面禁煙の取り組みを広げていくべきだ」と訴える。

【写真】禁煙の実証実験が行われている大師公園
（川崎市川崎区で）