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家庭でフッ素入りの飲料水を

 口の中のだ液にフッ素が多い人はむし歯になりりくくなります。だ液の中のフッ素の量は、前日にどれくらいフッ素の含まれた飲食物を摂取したかで決まります。欧米や豪州等は、水道水にフッ素を添加しているので、それらの国で作られる加工食品すべてにフッ素が含まれてきます。従って、それらの国の食品を飲食すると、食品に含まれるフッ素が腸で吸収され、血液にのってだ液まで運ばれます。従って、水道水にフッ素を添加した国は、だ液のフッ素の量が多く、むし歯が非常に少ないのです。

 日本国内で水道水にフッ素を添加しているのは、米軍基地内と群馬県下仁田町役場内の水道水です。佐賀県の水道水にも天然のフッ素が含まれていますが、市販のミネラル水より量は少ないです。ですから、むし歯予防のために、フッ素含有量の高い水道水やミネラル水を飲まれるのを勧めますが、費用がかかるので、当院でフッ素入り水道水100リットル(約3ヶ月分)に相当するフッ素飲料を、むし歯予防のためにフッ素水が必要と判断した患者さんには、歯科医師の裁量で、承諾書をもらって自費(500円)でフッ素水を処方しています。対象は5才児以上です。

このフッ素入り飲料水には同意書が必要です。
同意書の内容のHP


この容器の中に0.065%のフッ素(NaF)が含まれています。

群馬県下仁田町
水道水にフッ素が入っている国
フッ素入りミネラル水
容器をワンプッシュ(3.4cc)して1mgのフッ素(NaF)を取り出します。

厳密には3.4cc中、
NaFとして2.25mg(Na:1.23mg、F:1.02mg)
です。
 このフッ素をそのまま飲んでもかまいませんが、お茶や味噌汁、ジュース等に混ぜて1日1回(3.4cc)飲むと、水道水にフッ素が添加されている国と同じむし歯予防が可能になります。

 5才児未満は、年齢に応じて飲まれるフッ素の量が異なりますので、この方法は不可です。

 5才児未満の子供は別の方法があります。